日本金属ハウスウェア工業組合

⾦属ハウスウェア紹介⾦属ハウスウェアとは

「金属ハウスウェア」の定義

鉄鋼製、銅もしくは銅合金製、チタニウム若しくはチタニウム合金製の食卓用または調理用器具並びに調理用具の半製品(プレス機、スピニングマシン、 または溶接機のいづれかを使用して行う成形加工が必要でないように加工したもの)および完成品。 ただし、電気製品、加熱装置または機械装置を有する製品、ほうろう製品、鋳物製品、亜鉛メッキ製品および手加工品は除きます。
このようにきちんと厳格な定義がなされていますが、湯沸し(ケトル)や鍋・フライパン、ボール・ザルなどの生活に密着した製品が「金属ハウスウェア」なのです。

ステンレス鋼製品

金属洋食器の産地として、ステンレス加工技術を向上させてきました。錆びにくく、保温性に優れている特性を活かし、鍋やキッチンツール等、さまざまな製品がつくられています。
また、「研磨」と呼ばれるステンレスの表面加工技術の素晴らしさも評価されています。

鉄製品

鉄は熱伝導に優れ、高温に強いことから、中華鍋など高火力の調理道具に多く使われています。調理をすることで鉄分の補給ができ、また耐久性にも優れています。

銅製器物

江戸時代後期から燕市は銅を打ちながら形作る「鎚起銅器」の産地でもありました。銅は殺菌・抗菌作用があり熱伝導が良く、プロの道具としても愛用されています。

刃物類

調理には欠かせない包丁。ステンレスの製造技術が確立したことによって、板状の材料を包丁の形に打ち抜くことで大量生産する「抜刃物(ぬきはもの)」の製法が確立。当組合では全国でも有数の抜刃物産地、燕・三条(新潟県)、関(岐阜県)のメーカーが加盟しています。

金属洋食器

一大産地として有名な燕市。加工技術はもちろん、そのデザイン性も世界に通じるものとなりました。テーブルを華やかに彩り、食事を楽しくしてくれます。

その他の分野

ものづくりの歴史の中で培われた金属加工の技術は現在さまざまな分野へ進出しています。医療分野やゴルフヘッド、自動車部品など、その可能性は広がっています。